この記事を読んでくださってる方々はこの事件を聞いて、許せない思いと、悲しみでニュースを見るのも辛いと思います。 しかし、こういった子供を1人でも減らすために、個人でもできる虐待児の救出方法や、児童相談所への要請。 これらをもう1度考えてほしくて、この事件のまとめを作りました。 現在判明していることを切り取って記事にしているので不完全ではありますが、 『周り近所でこんな事が起こっていたら、自分ならこうする』という、状況を想像して、 いざという時に動いていただけたら、この世の中から、悲しいことが1つでも減らせるので、ご協力ください。
✔︎本記事の内容
- 事件概要、真愛ちゃんが受けた苦しみ
- 児童相談所の介入と対応、認識の甘さ
- 西田彩と船橋誠二による、子供たちへの暴行の数々
この記事を書いている僕は、この事件の残虐性に怒り、悲しみを感じているため、客観性が感じにく記事になっているかと思いますが、是非最後までご覧いただけると助かります
事件概要、真愛ちゃんが受けた苦しみ(随時更新)
2022年2月9日(水) 岡山市で当時5歳だった西田真愛(まお)ちゃんが虐待され、その後死亡した事件で、いずれも強要容疑で逮捕された母親の西田彩容疑者(34)が内縁の夫の船橋誠二容疑者(38) 岡山県警は船橋容疑者が虐待を主導し、西田容疑者も真愛ちゃんの体調悪化を知りながら黙認(ネグレクト)していたとみている。
2人は2021年9月10~23日、西田容疑者宅で真愛ちゃんの顔を殴るなどの暴行を加えた上、空の両手鍋の中に長時間立たせたり、裸で扇風機の風を当て続けたりした疑いが持たれている。真愛ちゃんは同25日、布団でぐるぐる巻きにされ呼吸困難になり、病院に搬送されたが脳死状態。22年1月に低酸素脳症で死亡。死亡時は6歳だった。
虐待の内容は、真愛ちゃんが虐待を受けていた部屋にカメラが設置され、船橋容疑者が離れた場所にいてもスマートフォンで様子を確認できるようにしていた。残された映像などから、真愛ちゃんが日常的に布団でぐるぐる巻きにされたり、十分に食事を与えられなかったりしていた様子がうかがえるという。2人が2020年9月下旬の夜、「懲らしめるため」と称して真愛ちゃんを全裸に目隠しので状態自宅から車で連れ出し、墓地に全裸の状態で立たせて、しっせきしていたことが11日、関係者への取材で分かった。
船橋容疑者は週に数回、西田容疑者の自宅へ通っていたとみられる。母親はLINEで「今日は1日食事を与えていない」「顔色が悪かったけど食べさせたらよくなった」という趣旨のメッセージを男に送っており、日ごろから真愛ちゃんに十分な食事を与えていなかった疑いも浮上。県警は逮捕容疑以外にも虐待を繰り返したとみて、裏付け捜査を進めている。
そして調べに対し、船橋容疑者は容疑を認め、西田容疑者は容疑を否認しています。
この後に及んで、西田容疑者は自分の罪を認めていません。 どんなに真愛ちゃんが痛くて、苦しくて、お母さんに助けて欲しかったか… 彼らには永遠に理解できないのだろう
児童相談所の介入と対応、認識の甘さ(随時更新)
ここからは確認されている真愛ちゃんと兄弟たちへの虐待の時系列と、児童相談所の介入について書いて行きます。
児童相談所へ電話
岡山市の児童相談所の介入は3年前の2019年3月、外部から虐待の疑いがあると通報が入り「真愛ちゃんの福祉サービスの手続きができていない。母親の養育が心配」と関係機関から市に連絡があり、市が母親、西田容疑者との面談が始まりです。
それから、1ヶ月後の2019年4月、児童相談所に、「母親の交際相手の男性による真愛ちゃんへの暴力が疑われる」との通告がありました。 児童相談所が家庭訪問した際、真愛ちゃんの額にあざを確認しました。西田容疑者は「どこかにぶつけたんじゃないか」と虐待を否認、知人男性の存在も否定したということです。
さらに2ヶ月後、2019年6月には岡山県警が迷子になっていた真愛ちゃんを保護しています。
ここから少し飛んで、2020年9月、船橋容疑者が墓場で真愛ちゃんを叱責しているのを一般人が目撃し、県警に通報。 岡山市によると、県警から通告を受けた児童相談所が真愛ちゃんを一時保護されていて、市は対応を検証することにしました。
児童相談所の決断が最悪の方向へ…
児童相談所は西田容疑者、船橋容疑者と面談し、2人が反省していることなどから2週間で真愛ちゃんの保護を解除しました。
その後、児童相談所は2020年11月〜2021年4月まで西田容疑者と真愛ちゃんに複数回面談を行いましたが船橋容疑者とは会えなかったということです。
そして最悪の結末に…
2021年8月に家庭訪問した際には西田容疑者が、「真愛ちゃんは親戚の家に行った」と話し会えなかったということです。
その後、2021年9月10~23日、西田容疑者宅で真愛ちゃんの顔を殴るなどの暴行を加えた上、空の両手鍋の中に長時間立たせたり、裸で扇風機の風を当て続けたりした疑いが持たれている。真愛ちゃんは同25日、布団でぐるぐる巻きにされ呼吸困難になり、病院に搬送されたが脳死状態。2022年1月に低酸素脳症で死亡。死亡時は6歳だった。
この3年間の間、児童相談所は20回以上、西田容疑者宅を訪問して状況の確認を行っていたそうだ。
西田彩と船橋誠二による、子供たちへの暴行の数々(随時更新)
食事
西田には真愛ちゃんの他に3人の子どもがいて「食事を与えられていなかった」とのこと。
西田は船橋に「そろそろ食事をさせないと血色がやばい」などとLINEで送っていたということです。
そして、自宅の台所には鍵が付けられていて、家のあらゆる場所には子供用の見守りカメラを設置し、2人が普段から食事を与えないことを徹底して行っていたようです。
楽しんでいた
船橋は真愛ちゃんに(他の子供にも?)暴行を行う際に、『やっと楽しいミッションがやってきた』『今日も楽しい時間が始まる』など発言し、母親の西田もかたわらで笑っていたそうです。
鍋の中に長時間立たせる
船橋は真愛ちゃんの頭部をつかみ(髪の毛)、椅子に置かれた両手鍋の中で3時間以上にわたり立たせていたそうです。さらに、上半身を裸にし霧吹きをかけながら、扇風機の風をあてていたそうです。
鼻や口に指を無理やり入れる
船橋、西田の2人は、真愛ちゃんが自らの指を口の中に入れさせ、嘔吐させる様子を楽しんでおり、その様子をカメラで撮影していたそうです。
墓地の前で叱責
9月の下旬に『懲らしめるため』と称し、目隠しで全裸の真愛ちゃんを連れ出し、通行に注意され逃げる。そして墓地の前に連れて行き、警察が到着するまで、やく1時間にわたり叱責を行っていた
死亡原因
真愛ちゃんの最後は布団でぐるぐる巻きにされ、呼吸困難になり脳死状態になりました。そして4ヶ月後、搬送された病院で死亡確認がされました。
まとめ
ここまでが2月14日(月)の現在まで判明している事です。ここ最近では、内縁の夫が絡む虐待事件が多発しているように感じます。(大阪府摂津市の虐待事件が記憶に新しい方が多いかと) 大阪の虐待事件の方は周りの大人が動いていたにも関わらず、最悪の結末を迎えました。 結局は周りが関心を持って、虐待を防ぎ助けるため動こうが無駄なのか…今回の1件でも、こういった諦めのような感情でニュースを見ていました。
しかし、周りの大人が諦め、虐待されている子供を思うと無力感に浸ってはいられません。
気づいた時に、無関心で通り過ぎ後悔をするより、1人の幼い命を救い出した未来を想像して、皆さんに助けてほしいのです。
今後身の回りでこういった事が起きた時のために、個人でもできることがあります。この事件も、時間と共に忘れていっても仕方ありません。しかし、周りで傷ついた子供を見かけた時に、これらの事件を見た時の悲しさや怒りの気持ちと共に、この記事を思い出して、最善の行動を取っていただけたら幸いです。
児童虐待調査
そして、これは個人的なことですが、周り近所で虐待をされている子供を知り、児童相談所に動いてもらうが、この虐待事件のように解決につながらない。そういった時は興信所や探偵会社、調査会社に相談し、虐待の様子をおさめた証拠映像を撮ってもらうよう動いてください。
そしておこなわれている児童虐待を事件化、出来事を大きくし、児童相談所による保護の強制措置をとってもらうように働きかけてください。
あなたの助けを必要としている子供がいてることに気がついてもらえると助かります。